支部長の「つぶやき」(2019.10.1)

事務職員協議会網走支部の研修と親睦のツールである「支部Webサイト」支部長ブログ

支部長の「つぶやき」

『「第69回北海道公立小中学校事務研究大会」に参加して

北海道公立小中学校事務職員協議会網走支部

支部長  濱田 倫史

 

 

事務職員協議会網走支部「支部Webサイト」をご覧くださっている皆様には、ご健勝にてご活躍のことと拝察申し上げます。

 

9月下旬に入り、夏の暑さが嘘のように肌寒い日が続いています。時々見せる秋晴れの日には、太陽の暖かさが本当にありがたいと感じます。オホーツク管内の学校事務職員の皆様、季節の変わり目ですが、体調を崩さずにお過ごしください。

 

 

さて、「第52回オホーツク管内公立小中学校事務研究大会(紋別大会)」(11月8日)の開催まで、あと1ヶ月程度となりました。是非、多くの方にご参加いただき、ブロック間や他市町村との実践交流、そして活発な論議の中、明日に繋がる学校事務になることが出来るよう、ご協力いただければ幸いです。

 

 

標題にもあるとおり、今回から2回に渡り、9月19日~20日の2日間、札幌市(ホテルライフォート札幌)にて開催された「第69回北海道公立小中学校事務研究大会」(以下、全道事務研)について、道中記も交えて報告したいと思います。

 

9月18日、全道事務研の分科会役員でもある私は、「分科会運営打合せ会議」への出席のため、朝6時に網走市の自宅を出ました。いつもは鉄道やバスなどの交通機関ですが、今回は荷物も多いため、自家用車で行くことにしました。久々の車による長距離運転であり、いささか不安でもありましたが、時折コンビニで休憩を取りながら、何とか会場である「ホテルライフォート札幌」に到着しチェックインしました。

 

幾分脱線しますが、今回の全道事務研の参加にあたり、今年5月に「ホテルライフォート札幌」を予約しようとネットで探しましたがすでに空室は無く、やむを得ず市内のカプセルホテルを仮予約していました。「ホテルライフォート札幌」を予約できたのは、9月上旬頃です。今から振り返ると、本当に助かりました。

 

「分科会運営打合せ会議」が終了し、夕食をホテルの室内で食べようと、「デパ地下」に行きました。体重が気になっている私にとって「デパ地下」は、悪魔の存在でもあり夢のような場所でもあります。「明日に備えて栄養を取ろう!」と自分なりに言い訳をして、弁当と何品かのおかずを購入しホテルに戻りました。

 

9月19日、いよいよ全道事務研の1日目が始まりました。楽しみにしていたのは、「日本大学文理学部教育学科 教授 末冨 芳 氏」の講演です。講演で特に印象に残ったことは、「教育改革のゴールは何か?」の問いです。「OECD」では、教育改革のゴールを「Well-being Individual and Social(個人と社会の幸せ)」としています。しかし、日本の教育では学力向上など、プロセスや手段があってもゴールがなく、世界有数のテスト漬けの国であり、テストに対する不安を抱えている子どもが多く、子ども・若者の幸せ(Well-being)が低下している社会であることを指摘されていました。また、日本の授業で得た学力は、日常生活の中で役立つ知識になっていなく、新学習指導要領で求められている「主体的で深い学び」も、「楽しい」、「役立つ」という子どもたちの手ごたえなしには成立しないのではないかとする警鐘から、子どもにとって「楽しい学校」、「居心地の良い学校」が必要であると話されていました。

 

講演の最後に、学校事務職員も子どもたちにとっての「Well-being」を意識し、子どもの居場所を「ひろげる」、子どもが参画できる場を「ひろげる」、子どもの声をシェアする場を「ひろげる」ために何ができるかを考えてほしいと締められていました。

 

講師の方の数々の問いに対し、私なりに様々な思いを巡らせながら、この後の分科会に臨みました。

 

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【@立看】

 

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【@開会式・講演会会場】

 

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【@分科会場

 

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【@ワールドカップラグビー一色の札幌市内】