【修正版】支部長の「つぶやき」(2016.12.1)

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支部長の「つぶやき」(2016.12.1)

『北国、北海道は「雪」の季節になりました』 

北海道公立小中学校事務職員協議会網走支部

支部長  豊秋 哲浩

 

北海道を代表する歌手である松山千春さんの代表曲に「雪」という曲があります。私は、この季節になると、気が付けばなにげに口ずさんでいる思い出の曲です。

 

雪の降る夜に、部屋の灯りを消し、カーテンを開けて窓越しに外を眺めてみると、雪が深々と降り続き、やがて降り積もって、あたり一面が街灯の明かりに照らされて、白銀の世界が生まれます。そして、振り返って部屋の壁を見ると、街灯の明かりが差し込んで、降る雪の影が映し出され、幻想的な気分にさせてくれます。

 

深々と降る雪は、そんな世界を見せてくれますが、大雪に風がついて大荒れになる「吹雪」ともなれば、一転して魔物が現れたような世界を作り出します。北海道の真冬の雪は、サラサラのパウダースノーのため、降ってくる大雪と降り積もった大雪が、大風によって吹き荒れて、あたり一面が真っ白な世界になり、東西南北の方角も区別がつかない程になります。歩いていても風雪が目にあたり痛く、息をすることもままなりません。車に乗っていても、道路の端がどこなのかもわからなくなります。いわゆる、「ホワイトアウト」現象です。

 

このように、雪の世界は、光(灯り)に照らされて幻想的な世界を見せてくれたり、吹雪いて光(灯り)がさえぎられると、魔物が現れたような世界を見せつけます。光(灯り)に照らされることによって影ができ、影ができることによって、私たちは自分のいる位置を確認できるようです。北国、北海道の「雪」は、光(灯り)と影の関係は表裏一体であることを教えてくれます。このことは、普段、華やかにスポットライトを浴びた世界がもてはやされがちな日常ですが、実は影になる世界も大切であると知らせてくれているように私は感じています。

 

去る11月24日には、東京など関東地方で、11月の降雪としては54年ぶりとなる雪模様となりました。寒さ厳しい季節となりますが、皆様のご健康とご活躍を願います。

 

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【Before】

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【After・・・】